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2023-11-08

医院継承トラブルの実例と、成功させるための注意点

医院継承を検討するクリニックは増加傾向にありますが、継承にはトラブルも付きものであるため、トラブルの実例や継承を成功に導くコツについても知っておくことが大切です。双方にとって利のある医院継承を実現するためにも、起こりがちなトラブルや成功のポイントを押さえたうえで交渉・手続きを進めましょう。

本記事では、医院継承に起こりがちなトラブルとともに、成功のポイントや注意点を解説します。医院継承を検討している方、医院継承を成功に導きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

医院継承とは何か

医院継承とは、他者が運営するクリニック(医院)を引き継いで、自分のクリニックとして運営することを指します。基本的にはクリニック(医院)の建物そのものや医療設備はもちろん、従業員や患者もそのまま引き継げるため、ゼロから開業するよりも予算を抑えてクリニック経営を始められることが大きな特徴です。

医院継承には、以下のような種類が存在します。

・親族間継承:院長が自分の子どもなどにクリニック(医院)を引き継ぐ方法・第三者継承:親族でない第三者やほかの法人にクリニック(医院)を引き継ぐ方法

誰にクリニック(医院)を引き継ぐかによって、メリットやデメリットはもちろん引き継ぎに掛かる手続きや期間、費用も異なります。また起こりうるトラブルについても誰に医院継承するかによって変わるため、医院継承は慎重に考えなければならない課題です。

医院継承で起こり得る具体的なトラブル

医院継承において起こりえるトラブルとして、手続きや法務・税務上の不備のほか、引き継ぎ後に起きる思わぬ課題や人間関係におけるトラブルが挙げられます。医院継承により思わぬトラブルに悩まされないためにも、起こりうるトラブルについてあらかじめ検討しておきましょう。

手続きが難しいといった法令・税務上の手続きトラブル

医院継承は手続きが複雑であり、ときには法務・税務の観点から交渉や継承手続きに想定外に時間や費用が掛かる場合があります。

・あとになって継承する条件の変更を求められてしまう・医院継承における手続きが保健所や厚生局などに認められない

一度医院継承における条件や手続きの流れが確定したとしても、手続きを進めるなかで突然条件の変更を求められたり、慎重に手続きしたつもりでも継承内容が認められない場合もあります。その結果、買い手側が医院運営に漕ぎ着けるまで想定以上に時間が掛かったり、想定していた形でのクリニック医院運営が叶わない結果に陥る恐れがあるため、手続き上のトラブルがないかどうか、専門家や仲介会社も交えて慎重に検討しなければいけません。

物件の修繕費用などの継承後の出費といった金額上のトラブル

医院継承が済んでクリニック(医院)を引き継いだとしても、引き継ぎ後に物件の修繕や設備の買い替えなど、思わぬ出費が発生する恐れがあります。

・施設や物件そのものの老朽化による修繕費の発生

・古い医療設備や医療機器の買い替え

医院継承は医療設備や建物を引き継げる点が魅力ですが、想定外の修繕費や設備投資費が発生してしまうと、思うように医院運営を進められない場合もあります。医院継承の際は、引き継ぎにおける費用はもちろん引き継いだクリニック(医院)を運営するためどれくらいの初期投資や維持費が必要なのかも、あらかじめ想定しておくことが大切です。

患者やスタッフ離れといった人間関係面でのトラブル

クリニック(医院)の運営方針や考え方は、医師や医院経営者により異なります。ときには医院継承に伴う院長や経営陣が入れ替わり、医院の運営方針を大きく変えたことから、引き継げるはずだった患者や医療スタッフが離れていくことにも繋がるでしょう。

なかでもトラブルに発展しやすいケースとして、以下が挙げられます。

・スタッフの了解を取らず労働環境の刷新を図り医療スタッフが集団退職してしまった

・患者対応や診察時間の制限などにより患者がほかのクリニック(医院)へ移ってしまった

医療スタッフや患者が医院や経営陣に対して不満や不信感を覚えてしまえば、トラブルに発展したり収益ダウンに繋がる恐れもあります。どのような運営体制や医療提供が理想的であるかは、地域や診療科目、在籍しているスタッフの考え方によっても異なるため、継承後の運営体制については、医院の実際の運営体制や評判についても念入りに調査して検討する必要があります。

医院継承を成功させるためのポイント

医院継承をトラブルなく成功に導くためには、慎重な交渉や手続きを進めることはもちろん、クリニック(医院)そのものの運営体制や設備環境についても正確に把握しておくことが大切です。医院継承を成功させたい方は、以下4つのポイントを押さえてトラブルのない医院継承を目指してください。

経営方針と診療方針は引き継ぐ

継承する医院の従来の経営方針や診療方針は、可能な限り引き継ぎましょう。医院運営では院長の考え方が色濃く反映されており、それが医療スタッフや患者の定着に繋がっている場合もあります。

しかし引き継いだ医院によっては、経営難に陥っていたり、社会情勢の変化に合わせて運営体制に課題が生じている場合もあるでしょう。その場合は、従来の経営方針や医療方針を大切にしつつ、経営における課題は見直していくことが大切です。

継承する医院の経営方針や実際の医療現場の考え方、患者からの評判についても正確に把握し、医院継承を行っても医療スタッフや患者が不安を覚えない経営体制を築きましょう。

設備の入れ替え費を想定しておく

医院継承にあたって、設備の入れ替えや追加購入が必要な場合もあります。調査不足で想定以上に設備が老朽化していれば、思わぬ出費の原因にもなるため、医院継承の際は設備環境についても念入りに調査しておきましょう。

特に医院継承に伴い新たな診療科目を導入する場合は、新たに購入する必要のある医療設備について具体的に検討しておくことも欠かせません。引き継げる設備の維持費がどれくらい掛かるのかも具体的に想定したうえで、医院継承を検討してください。

経営状況や財務状況を調査しておく

経営状況や財務状況が厳しい医院を継承してしまうと、経営の立て直しに膨大な費用が掛かったり、継承してもかえって負債になってしまう恐れがあります。国内全体の8割にも及ぶ病院が赤字経営に陥っており、補助金を頼らなければ経営が成り立たない病院も少なくありません。クリニック(医院)の場合は病院と比べると経営が安定していますが、病院同様に年々赤字の割合は増え続けています。そのため経営状況や財務状況は正確に把握し、運営体制の刷新により立て直しが可能であるか検討したうえで運営体制を築くことが大切です。

スタッフの引き継ぎを丁寧に行う

医院継承に際して、医療スタッフは「今までと同じ働き方ができるのか」「収入が下がらないか」など、労働環境の変化に不安を感じている方は多いです。そのため医院継承の際は、医療スタッフの労働環境に十分に配慮し、丁寧に引き継ぎましょう。

特に雇用契約の内容や収入・昇給制度、業務内容の変更などに関する運営体制の刷新は、医療スタッフの働き方の変化に直結します。医療スタッフが不安を覚えないよう、労働環境にかかわる運営体制の刷新は、医療スタッフへの聞き取り調査を行ったうえで慎重に進めてください。

医院継承を行う際の注意点

医院継承を進めるうえで慎重に行いたいこととして、綿密な交渉や手続きの準備が挙げられます。予期せぬトラブルにより医院継承を頓挫させないためにも、解説する4つのポイントを守って医院継承を進めてください。

交渉を焦らない

医院継承の交渉は数年単位で掛かる場合もありますが、交渉や手続きを早く済ませようと焦ってはいけません。医院継承の際は、以下の調査や手続き、交渉が必要です。

・クリニック(医院)の立地や収益性、運営状況に関する調査・医院継承にかかわる経営者交代に必要な手続き・適切な条件や金額で継承するための綿密な交渉

継承する医院との関係性や条件によっては、経営状態やスタッフの労働条件の精査のため調査や交渉にじっくりと時間を掛けることが、トラブルを防ぐことに繋がる場合もあります。一般的に、第三者への医院継承やM&A交渉には1〜2年が掛かるとされています。医院継承に関する交渉を行う際は、年単位の時間を確保して焦らず時間を掛けて進めましょう。

事前準備を怠らない

医院継承を行う際は、事前準備を念入りに行いましょう。

・継承する医院の財務状況や設備、建物の状態をよく調査しておく・周辺環境や患者の属性、将来的な医療需要を念入りに検討しておく・スタッフの雇用条件や労働環境、医療提供の方針をよく確認しておく

医院継承はあくまでも、継承した側が新たな医院運営を始めるためのスタートラインです。財務状況や運営における将来性、労働環境を念入りに調査し運営を成功させる道筋を立てるため、念入りな調査を進めましょう。

念入りな調査は継承するクリニック(医院)の検討段階ではもちろん、継承の手続きや運営計画を立てるうえでも必要なことです。慎重に準備を進めて、トラブルのない医院継承を目指してください。

行政手続きの不備に注意する

病院やクリニックを継承する場合、膨大な行政手続きが必要です。継承の意志が固まっていたとしても、手続きだけで時間が掛かってしまう可能性もあるでしょう。

このとき手続き内容に不備があれば、手続き処理や継承後の開院に大きく遅れを取ってしまう恐れがあるため、不備がないよう慎重に手続きを進める必要があります。

親族間の継承での税金対策などを忘れない

親族間の継承であれば、継承相手や継承後の医院運営における方針を立てやすく、スムーズにクリニックを引き継げるでしょう。しかし親族間で医院継承を進める場合、相続税や贈与税が掛かる場合もあり、具体的な税額を計算したり、節税を意識した運営体制に切り替えることも検討する必要があります。

そのため継承相手が決まっている親族間の医院継承であっても、税理士や医院継承に関する豊富なノウハウを持つ仲介会社を介して手続きを進めていくことがおすすめです。

医院継承でのお悩みはMMCにご相談ください!

医院継承は既存のクリニックの運営体制や設備、医療スタッフや患者を引き継げることが魅力です。しかし医院継承では条件の不一致や調査不足によりトラブルに発展する恐れもあるため、時間を掛けて念入りに交渉して、慎重に手続きを進めましょう。

トラブルのない医院継承を成功させるうえでおすすめなのが、医院継承や病院のM&Aに関する豊富なノウハウを持つ仲介会社を利用する方法です。MMCでは、医院継承に関する豊富なノウハウを持つスタッフが、メールから医院継承の相談を受け付けています。事業継承におけるマッチング支援や継承後の医院運営に関する事業計画の提案まで幅広く対応しているため、医院継承を検討している経営者・院長の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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